メルカリで物を買いたいとき、せっかくなら少しでも安く買いたいですよね。
通常、出品者は送料を負担するケースも多いので、あまり値下げはしたくないのが普通。
その状態から気持ちよく値下げしてもらえる方法にはいくつかコツがあります。
こちらではメルカリ取引400件以上の筆者が、今まで気持ちよく値下げできたケース、そして思わず値下げしてしまったケースなどをご紹介します。
値下げ交渉をスムーズにするコツやマナー、上手なメッセージ例文に加えて、NG対応についても説明していきますよ。
メルカリで値下げ交渉を成功させるコツとは
メルカリで値下げ交渉を成功させるには、いくつか押さえたいポイントがあります。
ただ闇雲に「値下げしてください」ではうまくいかないもの。
メルカリの値下げ交渉は最終的に出品者が判断するものなので、相手が納得できる交渉する必要があります。
出品者も人間なので、値下げする金額や、そして気持ちよく対応してくれる言葉遣い、そして値下げしてもらうための配慮など工夫することで交渉がスムーズに行くことも。
値下げ交渉を成功させるには、
・相手が値下げに応じてくれる人かを確認する(プロフィール確認)
・値下げ金額の相場を理解しておく
・値下げしてもらいやすいタイミングを知っておく
・値下げしてもらいやすいメッセージを送る
・値下げしてもらっても評価を下げないマナーを知っておく
これら点を押さえておくとスムーズに行く可能性が高まりますよ。順に詳しく解説していきます。
値下げの可否を確認しよう
まずメルカリで値下げをお願いしたい商品を見つけたら、まず値下げの可否を確認しましょう。
確認ポイントは以下の2つがあります。
・出品者のプロフィールに「値下げ不可」などがないか確認
・商品ページに「値下げ不可」などがないか確認
まず1つは「その出品者のプロフィール」を確認すること。
プロフィールに「値下げ交渉不可」などと書かれていたら、その方に交渉してもうまく行きません。
しつこく依頼をするとブロックされてしまうので注意が必要です。
まず値下げ交渉するなら、プロフィールに値下げ不可という類の表記がないことを確認してからにしましょう!
そしてもう1つは、商品ページの説明文章です。
プロフィールには値下げ不可という表示がなくても、その商品に限って「こちらの商品は値下げ不可です」というメッセージが記載されていることも。
値下げ金額の相場は1割前後
値下げ交渉の金額の相場は、だいたい商品の1割(10%)前後と言われています。
購入者としては大幅な値下げを期待してしまいますが、それではNG。たまに割合にすると3〜4割のお値下げをいきなり要求する方も・・・
値下げ交渉の相場としては、1割で計算した場合、例えば1000円のものであれば、100円くらいが妥当、ということになりますね。1万円以上のものであれば1000円〜1500円くらいと言ったところでしょうか。
30%OFF、40%OFF、というのは通常商品ではあまり見かけないことと思います。
このことを念頭に置いておくだけでぐんと値下げ交渉の確率が上がりますよ。
筆者も実際に交渉された時、1割程度だと気持ちよく値下げできます。
また、同じ商品で「実際に売れている金額」をチェックするのもポイント。
出品者も相場を見て出品しているケースが多いので、足並み揃う金額への交渉であればスムーズです。
ただ、その場合には「商品の状態」をしっかりチェックしましょう。
「新品・未使用のもの」と「傷あり」のものでは価格は大きく違って当然です。
値下げ交渉のタイミングとは
メルカリで値下げ交渉を依頼する時のベストなタイミングは、「出品日数」で確認します。
商品ページを見ると、商品説明の一番下の左部分に、「1日前」「7日前」などの日数が表示されています。
これは出品者が「その商品を出品してからの日数」になります。
ここが1日前、などであればまだ出品したばかりなので値下げしなくても売れる可能性もあり、出品者側としては提示金額で少し待ちたい気分です。
ところが、日にちがだいぶ経っている場合、出品者も「あれ、まだ売れないな・・・」と思い始めます。
ただ、「売れ筋商品」については出品日数を待っていると売れてしまいます。
つまり、売れ筋商品は提示金額のままで売れることが多く、値下げ交渉は失敗に終わるパターンも。
下手すると「値下げ交渉している間に売れてしまう」という現象も多々起こるので、「売れ筋で欲しい物」はすぐに買ってしまう方がおすすめです。
急いでいない場合は希望金額で出品される商品を待つ方が賢明ですね!
値下げの上手な依頼方法
値下げをお願いする時のメッセージは色々とありますが、最低限のマナーとして覚えておきたい文章のコツがいくつかあるのでご紹介します。
ポイントは、
・挨拶をきちんとする
・希望金額を書いておく(常識の範囲内)
・丁寧な言い方で書く
・値下げしてもらったらすぐ買う旨を添えて伝える
・コメントが返ってきたらお礼のコメントを返す
などがあります。
これらは常識とも言えるマナーなのですが、たまにいきなり「値下げしてもらえませんか」というメッセージが来たりすることも。
これではやはり気分良いものではないという方が多いと思います。
まずは挨拶、そして具体的金額を提示しながら希望を丁寧に伝え、コメントが返ってきたらすぐにお礼を返す、というのもポイントです。
具体的な交渉例文をいくつかご紹介します。
筆者が思わず値下げしてしまったメッセージです!
はじめまして。こちらの商品をぜひ頂きたいのですがよろしければ⚪︎⚪︎円程度でお譲りいただくことは可能でしょうか?ご検討いただけると幸いです!
初めまして。ご出品直後で恐れ入りますが、可能でしたら他の商品程度の⚪︎⚪︎円にお値下げ頂けませんでしょうか?可能でしたら即購入させて頂きたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
初めまして。こちらの商品ですがよろしければ箱は不要ですので少しお値下げ頂くことは可能でしょうか?⚪︎円でしたら即決させて頂きます。ご検討いただければ幸いです。
どれもきちんと挨拶があり、出品者側の気持ちも汲み取ってくれているのが伝わると思います。
また常識の範囲内で具体的な金額を提示している点、譲歩点(箱はいらない、すぐに購入する、など)を一緒に伝えている点などがポイントでした。
これが揃っていると、出品者側としても「断ってしまって売れないまま残る」のを避けたいこともあり、妥協して売ってしまうということもあります。
ご参考になさってくださいね!
値下げ交渉でNGなのは?
値下げ交渉でNGというポイントもご紹介。「コツの逆」とも言えますが具体的に見ていきましょう。
・あいさつがなくいきなり要件のみ(値下げしてください、など短い文だけ)
・丁寧な書き方ではない(値下げしてほしいのですが、などだけ)
・具体的な金額提示がない
・上から目線(値下げしてほしいんですけど、というような言い方)
・商品を否定する(古いからもっと安くして欲しい、など)
・出品直後でいきなり値下げ希望
こちらも見ての通りですが、「丁寧ではない」という印象を与えるものはNGです。
「値下げして当たり前」という印象を与える文章や、その商品の悪いところなどを述べるような高圧的なメッセージもNG。
「〜〜して欲しいんですが」のような表現ではなく「〜していただけますでしょうか」のような丁寧な表現の方が印象が良いですよね。
そして、意外と困るのが「お値下げ可能でしょうか」というコメント。
出品者としては「値段による」というケースも多いので、具体的な金額を記載して交渉する方がスムーズです。
金額の提示が難しい場合は、せめて「少し」「端数分」や「気持ち程度」などの表現を加えましょう。
「できれば〜〜円が希望ですが、ご無理でしたら〜〜円程度でもありがたいです」というふうに書く方が、金額がないよりはマシですよ!
便利な値下げ機能とは?
値下げして欲しいけれど交渉はしたくない・・・という方は、「希望価格の登録」という機能を使うこともできます。
メルカリで気になる商品を見つけた時、「その商品の購入希望価格」を登録することができるもの。
登録しておくと、その商品が希望価格まで値下げされた時に知らせてくれます。
対象になるのは以下の商品です。
・1001円以上の商品
・一度も値下げされていない商品
・メルカリShops以外の商品
・販売中の商品
そして、登録できる値下げ金額は、
・商品価格が1万円未満:5%、8%、10%
・商品価格が1万円以上:5%、10%、15%
となっていますよ。
出品者側には匿名で「この商品を⚪︎⚪︎円で書いたい人がいます」というようなリクエストが入るようなので、直接値下げ交渉されなくても、出品者が値下げをしてくれるケースも。
場合によっては使ってみても良いかもしれませんね!
値下げ交渉のマナーをおさえよう
値下げ交渉にはマナーがあります。「コツ」だけではなく以下のマナーも守っておくとお互いに気持ちよくやりとりでき、「評価」も良い状態でいられますよ。
・値下げ交渉で断られても一言返す
・値下げ交渉成立して金額が変更されたらできるだけ早く購入する
・値下げ交渉が成立したら、メッセージを返す
という最低限のマナーを覚えておきましょう!
よく、値下げ交渉で出品者から断られた場合、そのままコメントを放置するパターンがありますが、一言「了解しました。ありがとうございました」とコメントするだけでもOK。
また、値下げ交渉が成立したら、取引メッセージで自分からすぐに「お値下げありがとうございました」とメッセージを入れておくのがおすすめ。
その後のやりとりも気分良く、お互いの評価を下げることもなく交渉を終えられれば嬉しいですね!